気分安定薬を 中心に改善していく

検査方法

双極性障害の症状とはどういうものか

双極性障害の診断は難しいと言われています。検査は主に問診と、その症状の診断によって行われます。症状は、いくつかのエピソードにわけられ、そのエピソードの構成を見て診断を下し、適切な薬や治療法を行っていきます。

症状を治療するには薬の服用が不可欠

「大うつ病エピソード」「躁病エピソード」「混合性エピソード」「軽躁病エピソード」などの症状エピソードにより、双極性障害は診断されます。双極性障害の多くは自覚症状が乏しいため、診察時には家族や周りの人からの症状のヒアリングが診断に重要な役割を及ぼします。その為、医療機関などを訪れる際は、患者さん本人だけでなく、症状を説明できる家族やパートナーといった人のサポートが必要です。場合によっては、受診に付き合う人は、会社や学校などでの様子なども詳しく知っておく必要があります。このようなヒアリングにより、適切な薬を、正しい投薬量で処方し、その人に合った方法で治療を行なう事が出来るものなのです。

最近では、投薬や治療をするのに必要な検査にも様々なものがあります。光トポグラフィーという方法は、人体に悪い影響のない近赤外線を使って、脳を調べるという方法で、最近様々な心療内科や精神科で用いられるようになりました。光トポグラフィーのすごい所は、双極性障害なのか、違うのかという診断だけではなく、双極性障害と診断が間違いやすいとも言われるうつ病との区別も行なう事が出来る点です。それにより、正しい検査を行なう事ができ、適切な薬や治療を行なう事が可能となります。

現在、100人に5人の割合で発症するといわれているのが、双極性障害という精神疾患です。この双極性障害は、精神疾患の中でも気分障害と分類されています。その具体的な症状は、うつ状態とうつ状態とは対極の躁状態が現れて、これらをくりかえす慢性の病気です。 うつ状態の場合は、気分がどんよりして塞ぎ気味になります。何をやるにしてもやる気が起きず、無気力な状態になります。 対して、躁状態の時は、とにかく気分が良く、前向きな気持ちになります。夜になっても寝ずに一晩中動き回るので、身体が消耗してしまいます。ですが、患者本人はまったく疲れが自覚できません。その他の症状は、買い物で必要ない物でも買い込んだりします。そして、ひどくなると、誇大妄想で自分には超能力があると言ったりします。

双極性障害になった場合は、自分の力では治療ができません。よって、すぐに病院の診察をうける必要があります。病院では、主に精神療法と薬物療法を行います。まず精神療法では、患者と対話して正しい生活リズムを身につけるように指導します。 そして薬物療法は、気分調整薬を服用することで症状を改善します。双極性障害では、薬を用いれば軽躁状態とうつ状態から脱することは簡単です。双極性障害の気分調整薬としては、リチウム、バルプロ酸、カルバマゼピンなどが服用されます。双極性障害でうつ状態が強い場合ば、抗うつ薬も併用します。 治療の際の注意点は、病気の症状が治ったからといって、そこで治療をやめないことです。この病気は放置すると、確実に再発します。なので、定期的に病院の治療を受けることが大事です。